キューセスはNRTLの1つであるQPS社の正式認定ラボとして製品安全の最上位である認証サービスを提供いたします。
OSHA規制について |
アメリカ合衆国では連邦政府機関の1つであるOSHA(労働安全衛生局)が電気安全の規制をおこなっています。これを一般的にOSHA規制と呼びます。電気安全におけるOSHA規制はNFPA70を採用しているほか、全ての電気品に対してNRTLによる安全証明を義務付けています。(例外的に産業装置等のフィールドラベルは非NRTLであるFEBにも認められています。)
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NRTLについて |
NRTLとはNationally Recognized Testing Laboratoriesの略で全米公認試験所を意味します。NRTLは通常ISO 17065の認定を受けた有資格認証機関であり、OSHAにより任命されます。
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NRTL認証について |
OSHA規制およびNFPA70の中で電気品はリストまたはラベルその他の方法で第三者が 安全性を証明しなければならないと規定されています。NRTLによるラベルでの認証はこの要件を満たします。
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ISO Type 1認証について |
NRTLは認証機関であるので、認証スキームはISO 17065に依拠します。この中でISO Type 1認証という認証形態があります。ISO Type 1認証は認証機関が製品安全評価試験のみをおこない、工場監査はおこないません。また、認証ラベルは認証機関が製品に貼付します。これは製造者に認証機関のロゴの自由な使用を許可しないことを意味します。以下の場合、ISO Type 1認証が推奨されます。
- 少量のバッチしか製造しない
- 工場認定は受けたくない
- 将来量産を考えており、製品を市場にテスト投入したい
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日本国内あるいは北米現地で製品認証を完了したい
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フィールドラベルとの違いについて |
フィールドラベルは通常、装置の設置場所で実施されます。仮に装置を北米の他の地域に移設する場合、移設先でもフィールドラベルが要求されます。一方、ISO Type 1認証は製品によりますが、全米での自由な移動を保証します。
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その他のメリットについて |
ISO Type 1認証を取得した製品であれば、将来的にISO Type 3認証への移行も容易です。また、過去にCBレポートを取得した製品は同じ認証スキームであるISO Type 1認証に基づいているので、NRTL認証のハードルが下がります。
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